「将太、喜んでくれるといいなぁ。」 いつもさめた感じだけど、 お父さんとお母さんが亡くなってから 一度もわがままを言わない。 だから、今回の誕生日は、 驚かして、 喜ばせてやりたいんだ。 お父さんやお母さんのようには 無理だけど、 少しでも 私がその代わりをできたらなぁ って思う―――。 「絶対喜びますよ!」 和也君がニッと笑って言う。