そこには和也君がニッコリ笑って立っていたのだ。
「こんちは、折原先輩!」
「えっ、あ、こんにちは…。」
私はそのまま挨拶を返すことしかできなかった。
そして、和也君はそんな私をよそにしゃべり始める。
「連休中、暇で、
先輩に会いたくなって来ちゃいました!」
和也君は頭に左手を当てて、ハニカミながら言う。
私、和也君のこと一度ふったよね…?
何でこんなことサラリと言えるんだろ?
「あっ、この間は弁当ありがとうございました。
すごい美味しくて、ホントに嬉しかったっす!」
和也君は満面の笑みでそう言いながら、一礼した。
「喜んでもらえたなら、よかった。」
私はとりあえず笑顔で答える。


