そんなに深く
悩む必要なんて
どこにもなかった
またいつも通りに
話せるから。
綱引きの練習で
私が怪我をすれば
心配するというより
笑って手を貸してくれた
「馬鹿だな」
そう言って
またそんな綺麗な笑顔で
笑うもんだから
胸がキュンとする
「馬鹿じゃないし。
一生懸命なだけ。」
「ははっ
………知ってる」
男子集団の元へ
行ってしまう君の隣は
誰もまだ特別はいなくて
私じゃなくて
誰でもなくて
もしかしたら
中学の頃の子の場所かも。
それとも、
飯島の気になる人かも。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…