「結局、決着つかなかったね」



面白くないと、梨央が机に肘をつく。



「でもアイツららしくないか?」



真琴がフッと笑みをこぼす。



「そうですね」



「確かに。ちょっとバカっぽいけどね」



愛咲の容赦ない毒舌が飛ぶ。




特等席で女性陣が嬉しそうに笑っているのを男子達は、ゼィゼィ言いながら見ていた。