ガキの頃から何故だからオレはモテた。


無愛想で愛想もクソもないオレなんかが、何でモテるのか全く理解不能だったが、女好きする顔をしていたらしい。


良く知りもしない女が寄って来ては、好きだの付き合ってだのと言う。


頼みもしないのに、弁当やら差し入れやらをかいがいしく持って来ては、熱い視線を送って来る。


愛想なんてもんを生れつき持ち合わせてないオレは、その度にハッキリと分かるようになるべく冷たく断わっていた。


また好きだ何だと変な気を起こされちゃたまらないからだ。