そう言うと天海くんは屋上から出ていった。 なっ……何でっ…。 どうして…!? 私、ホントに天海くんに嫌なことしたのかな…… "もう…俺に関わるな" 好きじゃなくてもいい。 両想いじゃなくていい。 だから、 嫌いに……ならないで――… 私は屋上で泣き叫んだ。 何度も涙を拭いても、雫が落ちてきて、止まらなかった。 苦しい……。 胸が、すごく苦しい…。 私は、愛がくるまでずっと泣き続けた。