透明な願い




「い…いきなりどうしたの?」



質問にビックリして咳き込むあたしに、圭吾はさらに聞いてきた。



「浅岡は…何を苦しんでるの?」



圭吾の言葉に心臓がビクッと跳ねる。



…苦しんでる?



…ーあたしは、ただ…



「気のせいだよ」



その時



作り笑いをするあたしを、優しいシャンプーの匂いが包みこむ。



「け…いご」



少し遅れて、あたしは抱き締められてることに気付いた。