あたしはいいの。


2人が笑顔でいられるなら。



あたしのせいで、傷付かないのならば。



だから、あたしは気持ちを隠す。



「浅岡はさ、なんでたまに寂しそうな顔をするの?」


アイスを頬張るあたしに、圭吾が言った。