「陽矢は……陽矢をどこへやったんですか!!」
「陽矢くん……?
え、さっき親戚の方が……」
ゆうこ先生はおろおろと、和枝と彼女を支えている保育士の顔を何度も何度も見比べて、ついにひとつの結論に行き当たってしまったらしく、泣きそうになりながら「どうしよう……」と呟いた。
先から対応をしていた保育士が、表に出てきた保育士たちに持ち場に戻るように声掛けをし、園児たちへの注意を喚起した。
そしてゆうこ先生を振り返る。
「とにかく園長先生に事情を説明に行きましょう」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…