「細井真琴です」


立ち上がろうとするも、立ち上がれない福美を助ける。


「あんた、何kg?まだ高校生でしょ?」

「76kgです。高一です」

「76kgて!わたしの目標体重より少ないわ」

「な、何kgなんですか?」

「192kg。目標体重150kg。25才」


返す言葉がない。


この巨体でランニング。無謀もいいとこなのだが、


「そこの二人!早くしろ‼まったくブタどもはすぐにサボろうとする!最下位は便所掃除だ‼」


「アイツ一体、何様なのかしらね」

「ゆっくり行きましょう。わたしも付き合いますから」

「トイレ掃除になるわよ」

「それも運動ですから」


そう言い、わたしは福美のペースに合わせて歩いた。


もちろん、


便所掃除決定‼