「イタタタタタッ‼」


わたしは悲鳴に近い声を上げた。


腹がよじれそう‼


「あんた、こんなの序の口よ」


隣でパンダが言う。


海藻パックの友加里だ。


その言葉通り、


パンパン‼
バシバシ‼


腹を叩かれる。


「イタタタタタッ‼」


やはり悲鳴は止まらない。


だが、憎き[腹回り]が、これで少しでも軽くなるのなら、歯を食いしばって我慢しよう‼


その間もエステティシャンが、腹を叩き、ひっ掴み、引っかき回し、揉みほぐし、


と、人の腹をやりたい放題だ。