自分より大きな相手に、あえて肩でぶつかる。


と思いきや、
キラーパスが炸裂。


だが、一番は3Pシュートだ。


正樹は、どこからでも、どんな体勢でも、その手から放たれたボールは、きれいにゴールへと。少しジャンプしながらのシュートは、とても美しかった。


その度に、こちらに親指を突き立てる。


やがて、


♪ピー!♪


試合が終了し、


結果はというと…。


「凄い!勝ったじゃん」


「せやろ!言うたやんけ‼」


と、2人でハイタッチ。


その頃にはもう、


正樹の毛という毛、


というか、


"男らしさ"に、


免疫がついていたのであった…。