「おー、真琴、大丈夫ですか?」

「真琴、大丈夫なんか?」


もうお馴染みの正樹&マークのコンビ。


「あ、うん、もう大丈夫」


「なんか拾い食いしたんちゃうんか?」


「これ、お見舞いです」


と、マークが差し出すのは、


も、もしかして、


「ここのシュークリームごっつ美味いねんて!」


正樹の笑顔が憎たらしい!


「あれ、同じのあるやん。あ、お前も見舞いに来たんか?」


「べ、別に来てないわよ!」


「なんか、ほな何しに来たっちゅう話やで。真琴とダチやったんやな、なんか意外な組み合わせやな」


「あなたたちに言われたくないわ!」


プイッと横を向く夏美。


少し頬が赤らんでいる。


(これはもしや?)


それからも、なにかにつけて言い争いをする2人。さっきまで1人で思い悩んでいたのが嘘のような賑やかさだ。


なんだか胸が一杯になり、


大きな声で、


「みんなで食べようよ‼」