「で、いつなの?」


鼻声で尋ねた。


「…日曜日」


「来週の?」


「今週の」


「ええ~っ‼」


「ごめんね、急で」


「それじゃあ!なにかおごってもらわないと、気が済まないわ!それも相当なものじゃないと納得しないからね‼」


親友を睨みつける。


首を傾げて思案している友加里は、なにか閃いたのか、パッと顔を上げ、放課後に向かった先は…。


「いらっしゃい!あ、風邪治ったか?」


威勢のいいネジリハチマキだ。


「おじさん、とっくべつ美味しいの2つ!」


「ちょっと友加里。これが相当なもの?」


「相当うまいじゃないの」


そう切り返されれば、


その通りだから仕方ない。