そうだ、謝るんだ。


友加里が戻ってきたら、一番に謝ろう。


ジリジリと進まない時間。


その間、どう謝ろうか考える。


許してくれるだろうか。


不安な気持ちを抱えたままチャイムが鳴り、1人、また1人と教室に戻ってくる。


「あ!」


思わず立ち上がる。


教室に入ってきた友加里は、


「ゆ、友加里…」


全く真琴のほうを見ることもなく、カバンを手にすると、教室から出ていった。


まだ授業が残っているのに。


怒っているのだ。


当たり前だが。


友加里の大きな背中を見送るしかない。


明日、


明日、謝ろう。


きっと友加里は許してくれるはず。だって、わたしたちは親友だから。


だが翌日、


友加里は学校を休んだのだった。




*現体重68.1kg
目標まで………あと8.1kg
「友加里、ごめん…」