店を出ると、


「熱ッ!」


すぐ肉まんにかぶりつく。当然、アンマンも消える。


帰宅すると、買ってきた戦利品を机に並べ、片っ端から胃に片付けていく。


2Lのコーラとともに、見る見るうちに食べカスだけとなった。


"そろそろだ"


最後に飲めるだけ水を飲み、トイレに直行。


さほど苦労することなく、ほとんどの食べ物を吐き出す。


痕跡を残さぬよう便座をキレイに拭き、口をゆすいだわたしは、また食事を始める。


"食べるもの"と"食欲"がなくなった時点で、食事が終わるのだ。


あとに残されたのは、


・食べクズ
・食べカス
・空のペットボトル
・そして不快感


だが食欲を満たし、なおかつ体重を増やさないためには、こうするしかなかった。


さらにわたしは、うまく吐く術を身につけていた。