堪えていたものが溢れ出す。


それは、


先輩への"想い"だけではない。


なにも食べられない辛さ。
走らないといけない辛さ。
毎日、葛藤している辛さ。
報われないことへの辛さ。
ダイエットしている辛さ。


だから、


声を上げて泣いた。


思い切り泣いた。


雨が泣き声を消してくれる。


いつものアイツも居ない。いや、わたしは、アイツに居て欲しかったのかな…。


だからここに来たのかな。


でも、この雨だ。


アイツはいるはずない?


雨がわたしをよけていく。


…ビービーうるせぇな」