「細井真琴」


担任に呼ばれて、ゆっくり席を立つ。


「細井、ダイエットばかりかまけて、脳みそまで痩せてるんじゃないか?次は頑張るように」


テストを受け取り、担任のジョークにも笑わない。


なぜなら…。


テストは28点であり、冗談が冗談でないからだ。


体重の減少とともに、成績も急下降していた。


・授業が身に入らない
・ボーッとする
・ダイエットで頭いっぱい


しかし皆さん、


お気づきだろうか?


あの強敵[テイ・タイキ]が襲来したというのに、わたしの体重が着実に減っているということを。


ダイエットの一番の障害といってもいい[停滞期]を、どうわたしが打ち破ったか。


それは…。