「ねぇ、ちょっと」
友加里に呼ばれ振り返る。
「あんた、なにさっきからキョロキョロしてんのよ」
「だって、誰かに見られてる気がするんだもん」
言って360°見回す。
「石川夏美じゃあるまいし。自意識過剰もいいとこだわね」
「そんなんじゃなくて、こう……半分、殺意がこもったような」
そう、
こんな感じだ。
ちょうどこんな、感、じ?
視線のビームを辿ると、そこに居たのは、
石川夏美だ!
夏美がこっちを睨んでいる‼
だが夏美は、
「細井さん、誰か呼んでるわよ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…