「お前、痩せたなぁ‼」
「先輩…」
ボールを小脇に抱え、朝倉の笑顔がパッと広がる。
わたしに、わたしだけに向けられた笑顔。
「あの、なんか、ジョギングの途中なんで、こんな汚い格好で」
モジモジと下を向く。
「俺も似たようなもんさ。ハイヒールで応援されても嬉しくねーし」
よかった‼
スニーカー履いてきて。
「お前、頑張ってんだな」
「は、はい‼」
「俺も頑張らないとな。じゃな」
手を上げて行ってしまった。
逞しい背中を見送り、
姿が見えなくなると、
ヨッシャアアア‼‼
その場で小踊りする。
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