「キスしたことないだろ?」


「あ、あるわよキスくらい‼」


「じゃエッチは?」


「えっ…」


「ほらないだろ‼」


「あ、あるわよ!エッチの一回や二回、あるんだから‼」


言ってしまってから、


オイオイ、それは逆にダメだろ?


「お前、顔が真っ赤だぞ。無理して嘘つくからだよ」


「べ、別に無理なんか…ちょ、ちょっとなによ!こ、こっち来ないで‼」


ズンズン近づいてくる一馬。


「ちょ、なんなの!やだ!やだって‼」


ズンズン後ずさるわたし。


だが、


背中が屋上の金網に当たる。


に、逃げられないっ‼