ムムム‼負けてたまるか‼


わたしは腹をくくった。


「あれ、いいのか?サボったことなんてないだろ?」

「なんでも挑戦よ‼」

「変わった奴だな、お前」

「ありがとう‼」

「褒めてねーし」


それからも、アイツにあおられ、からかわれ、2人の根比べは続く。


あ~、友加里が心配してるかな。携帯置いてきちゃった。


「ほ~ら不安になってきた」

「なってないわよ‼」


その時、アイツの携帯が鳴り、


「んだとぉ!上等じゃねぇか‼」


ドスをきかせて立ち上がった。


やっぱ怖い。


なんて奴を相手にしたんだろう。