そこは保健室。


仁王立ちの体重計と対峙する。


「あんたいつまで睨めっこしてんのよ。先生いないうちに早く乗りなさいよ」

「分かってるわよ。でも制服着てるし」

「制服なんて、いいとこ1kgじゃない」

「いや、2kgはかたいわ」

「なんでもいいわよ、野菜の叩き売りじゃないんだから。さっさと乗れ‼」

「分かったわよ…」


ゴクリと唾を飲み込み、


ソロリと体重計に乗った。


針が苦しげに揺れる…。







‼‼‼‼‼


きゅ、きゅ、きゅ、


きゅう~じゅっきろ‼‼‼‼‼