ちょっと何するのよ、離して!




蔵人が私に覆い被さり身動きが取れないまま、キスをされた。




こんなのやだ、でも蔵人を振り払えない。




もう蔵人にされるがまま状態。




ブラウスのボタンが外れ、下着が露になる。




「蔵人お願いだから止めて!」




『亜喜良が悪い。』




何で、蔵人を突き放さないの。




自分で自分に問い掛ける。



こんな事されてるのに、私は何で止めてともっと叫ばないの?




何処でこうなる事を望んでいた?




私の好きなのは、雷太でなく蔵人なの?




『亜喜良好きだよ。』




何回も囁かれ、キスを重ねた。




いつの間にか私の腕は、蔵人の首に回っていた。