土曜日の24時過ぎ、玄関のドアが開き、蔵人がベットに寝ている私に近づく。




「蔵人臭い。」




『悪い、シャワー浴びて来るな。


先に寝てていいから。』




先になんか寝れる訳ないでしょ。




私は蔵人が来るたびにドキドキしてるのに、




蔵人は平気みたい。




お店には、綺麗な女の人が、蔵人目当てで来る訳だから、




私なんてどうでもいいんだよ。




もうやだ、こんなウジウジするの私らしくない。




今日こそはっきりさせてやる。




興奮し過ぎて眠れない。




上半身裸で腰にタオルを巻いた、蔵人が、私が寝てるベットのふちに座る。




『亜喜良寝ちゃった?』




寝れる訳ないでしょうが。