愛のため息

疲れてるんじゃないなら、話してる内容が気に入らなかったのかな?




だったら違う話題にしたほうがいいよね。




ミイの話ばかりじゃなくて今度はタカちゃんの話を聞かせてもらおう。




『ねえ、部屋は別々なんだよね?』





話を切り出そうとしたら、タカちゃんが不機嫌な声のまま聞いてきた。





「部屋って、何の話?」






『修学旅行の部屋割り。まさか男女一緒とかじゃないよね?』






「あ、当たり前だよ!他の班の女子と一緒の大部屋かめぐと栞と3人部屋のどっちかだよ。変な質問するからビックリしたよ」





泊まる旅館やビジネスホテルで大部屋や小部屋とか違いがあるけれど、男子と一緒の部屋なんて間違っても学校側が許すわけない。





『そっか。そうだよね。ごめんね変な質問して』




ビックリ発言に驚きながらも否定したら、タカちゃんはあからさまにホッとしたような声を出した。






あれ?



あれれ?




もしかして・・・?




「フフ、そうだよ。男女一緒名分けないじゃん、変なタカちゃん」




タカちゃん、ミイわかっちゃった。




タカちゃん、今、一緒の班になった男子にヤキモチ妬いたんでしょ?




だから不機嫌になって。



だから変な質問してきたんだ。