愛のため息

その後はタカちゃん家につくまでずっと何も話さなかった。




家の前に着いて、どうしよう、と悩む。




今日はこのまま帰らなくちゃダメ、かな?出来たらタカちゃんの家に寄りたい。




『家に寄って』




思ってることが通じたのか、タカちゃんがそう言ってくれた。




「うんっ!!」



嬉しくて思い切り返事をしたミイを見てタカちゃんは泣きそうな顔で笑った。




タカちゃん、どうしてそんな顔するの?





タカちゃんが玄関の鍵を開けて、ミイに先に入るように促してくれた。




家主がいない室内は、いつもよりシン、としてて、空気が冷たい。





そう感じた。