2人で一緒に、外を歩く。隣を歩くタカちゃんは変わらず無口なまま。
村田さんはタカちゃんが怒ってるって思ったらしいけど。
違うよね。怒ってるんじゃなくて、これは落ち込んでるときの顔だ。
昔、タカちゃんが付き合ってた彼女と別れたときに同じような顔をしてたことがある。
悲しんでるの?ってミイが聞くと、タカちゃんは首を振って、悲しむっていうか落ち込んでるって言った。
結局、何があったのかなんてミイには教えてくれなかったけど、それからしばらくはずっと今と同じ顔をしてた。
あの時、タカちゃんがミイ以外の人と付き合ってるって知って、本当の悲しみを知った。
子供のミイには胸の内を教えてくれなくて寂しいって思った。
いっぱい泣いたなぁ・・・。って。ミイのキモチは今はおいといて。
とにかくあの時と同じ顔をしてるタカちゃんは今、間違いなく落ち込んでいる。
その理由は・・・
『稲垣さんと番号交換したの?』
突然タカちゃんが話しかけてきた。
「うん。聞かれたんだ。いい人たちだね」
『あんなこと言った村田もいい人って言えるの?』
苦笑するタカちゃんに、頷いた。
「うん。まあ、ちょっとアレな発言をしたけれど、タカちゃんの心配をしてたからこそだし」
稲垣さんだって出会ったばかりなのに、ミイの相談に乗ってくれるって言ってくれた。
協力してくれるって言ってくれた。
「タカちゃんもそう思ってるんでしょう?」
『うん。・・・ありがと』
ありがとうって言ったタカちゃんにただ微笑んだ。
村田さんはタカちゃんが怒ってるって思ったらしいけど。
違うよね。怒ってるんじゃなくて、これは落ち込んでるときの顔だ。
昔、タカちゃんが付き合ってた彼女と別れたときに同じような顔をしてたことがある。
悲しんでるの?ってミイが聞くと、タカちゃんは首を振って、悲しむっていうか落ち込んでるって言った。
結局、何があったのかなんてミイには教えてくれなかったけど、それからしばらくはずっと今と同じ顔をしてた。
あの時、タカちゃんがミイ以外の人と付き合ってるって知って、本当の悲しみを知った。
子供のミイには胸の内を教えてくれなくて寂しいって思った。
いっぱい泣いたなぁ・・・。って。ミイのキモチは今はおいといて。
とにかくあの時と同じ顔をしてるタカちゃんは今、間違いなく落ち込んでいる。
その理由は・・・
『稲垣さんと番号交換したの?』
突然タカちゃんが話しかけてきた。
「うん。聞かれたんだ。いい人たちだね」
『あんなこと言った村田もいい人って言えるの?』
苦笑するタカちゃんに、頷いた。
「うん。まあ、ちょっとアレな発言をしたけれど、タカちゃんの心配をしてたからこそだし」
稲垣さんだって出会ったばかりなのに、ミイの相談に乗ってくれるって言ってくれた。
協力してくれるって言ってくれた。
「タカちゃんもそう思ってるんでしょう?」
『うん。・・・ありがと』
ありがとうって言ったタカちゃんにただ微笑んだ。

