だけどそんな表情もほんの一瞬で。
挽き立てのコーヒーが目の前に置かれると、ミイは何事も無かったようにまた、満面の笑みを浮かべ感嘆の声をあげた。
『いただきます』
カップを口に近づけ冷ますためにふ~っと息を吹きかけ、飲み始めるミイ。
『美味しい』
感激の声をあげるミイの声が届いたのだろう。
カウンター内にいるマスターが『恐れ入ります』とミイに恭しく一礼した。
その姿に照れたように笑うミイを見てから俺もコーヒーに口をつけた。
『こんなに美味しいコーヒー飲んだの初めてだよ。それにお店の雰囲気も落ち着いててすごくいいもん、タカちゃんがはまっちゃうのも頷けるよ』
「だろ?」
自分の好きな味、好きな場所を褒めてもらえるのが嬉しくて、つい偉そうに返事をしてたら、マスターがまた一礼をされてしまい、俺まで照れてしまった。
照れた俺を見てぷっと小さく吹き出すミイにつられて俺も笑った。
『あ~でも残念っ。こんなに美味しいのに、もう来れそうにないや』
マスターがカウンターから離れて二人きりになったらミイが残念そうに言った。
『放課後、友だちと来るにはちょっと、ね。騒がしくしちゃいけなさそうだし、制服で来るのも場違いな感じがするし』
確かに女子高生がたむろするような空間ではないだろうし、制服姿はここには似合わないってのもよくわかる。
でも
「これないって何で?また俺と一緒に来ればいいじゃん」
挽き立てのコーヒーが目の前に置かれると、ミイは何事も無かったようにまた、満面の笑みを浮かべ感嘆の声をあげた。
『いただきます』
カップを口に近づけ冷ますためにふ~っと息を吹きかけ、飲み始めるミイ。
『美味しい』
感激の声をあげるミイの声が届いたのだろう。
カウンター内にいるマスターが『恐れ入ります』とミイに恭しく一礼した。
その姿に照れたように笑うミイを見てから俺もコーヒーに口をつけた。
『こんなに美味しいコーヒー飲んだの初めてだよ。それにお店の雰囲気も落ち着いててすごくいいもん、タカちゃんがはまっちゃうのも頷けるよ』
「だろ?」
自分の好きな味、好きな場所を褒めてもらえるのが嬉しくて、つい偉そうに返事をしてたら、マスターがまた一礼をされてしまい、俺まで照れてしまった。
照れた俺を見てぷっと小さく吹き出すミイにつられて俺も笑った。
『あ~でも残念っ。こんなに美味しいのに、もう来れそうにないや』
マスターがカウンターから離れて二人きりになったらミイが残念そうに言った。
『放課後、友だちと来るにはちょっと、ね。騒がしくしちゃいけなさそうだし、制服で来るのも場違いな感じがするし』
確かに女子高生がたむろするような空間ではないだろうし、制服姿はここには似合わないってのもよくわかる。
でも
「これないって何で?また俺と一緒に来ればいいじゃん」

