愛のため息

「でもこうして一緒にいられるんだから。今がよければそれでいい。違うかな?」




世の中にはミイよりも長い期間片思いしている人はきっとたくさんいる。




そう考えたら、一緒にいれることに感謝したいくらいなんだから。





『ミイがそう言ってくれて嬉しいよ。でも、俺としてはもっとミイに甘えて欲しいんだけどな』





お願いするような口調で言われて戸惑った。




「そんなことしてウザイって思われたらイヤだよ」




『大好きなミイに甘えられてそんな事思うわけない』





ちょっとだけ怒ったように言うタカちゃん。





『ミイは、俺が甘えたりしたらウザイ?』





「まさか!むしろ嬉しいぐらいだよ!!・・・あ」




『俺も、同じ気持ちだよ。ウザイなんて思うわけがないんだよ。わかった?』





そう言ってくれたタカちゃんに、嬉しさで胸が震えた。