愛のため息

「荷物持つよ」




どこかのショップのロゴが大きく入った袋をミイの手から取り、空いた手をそのまま握った。




『た、タカちゃん!』




握った手を引っ込めようとされたけど、予想してたから、逃がさないようにぎゅっと握りしめる。




「すぐそこまでだから。暗くなってきたんだし、大丈夫だよ。」




ミイはキョロキョロ辺りを気にしてたけど、俺ら以外に人も他にいなかったからか、ミイもきゅっと握り返してくれた。





『へへ。タカちゃんの手、温かいね』




そう言いながら何度もきゅっきゅっと力を込めて握ってくる。




『タカちゃんと手繋いだの初めてだぁ』




平気だなんて、いつも言っているけれど。




どこかで我慢させているんだ、きっと。




無邪気に繋いだ手を振り歩くミイを見て確信した。