いつの間にか俺の、 深く深くに入ってきた彼女。 恋におちる瞬間は呆気なかった。 俺の風邪は植田にばっちり移ったらしく、俺が学校に登校した時、彼女は学校をしばらく休んでいた事を知った。 植田のお見舞いに行きたかったけど、 植田は電話にもメールにも反応してくれなくて、 何だか気まずくて行けなかった。 季節は6月。 俺、多分、いやきっと。 彼女に恋をしたんだ。