あたしの家からは多少離れた駅の周辺を、やみくもに探した。 ゆーちゃんにもう一度会えば、気持ちがはっきりするかも知れない。 錯覚だとかは全部言い訳で、あたしのこの気持ちは… きっと、恋だから。 ゆーちゃんをやっと見つけた時、外はすっかり暗くなっていた。 彼が公園のベンチに座っているのを見つけて、あたしは周りを見渡しながら公園に足を踏み入れた。 一人…なのかな?