「ゴメンね、コイツ、変な事言ってたけど、一応君達を助けようと思って言ったんだと思うから、気にしないでね」 彼の友達らしい男子がゆーちゃんの腕を掴んで、肩に手を回した。 「優太、お前もう帰れよ!?亜矢ねーちゃんは俺が見つけるから…」 「…うるせぇ…。俺が見つけんだよ…」 彼の様子が変なのを感じた舞が、声をかける。 「あ、あの…体調悪いんですか?大丈夫?」 友人らしき男の子は、苦笑いしながら答えた。 「あ、コイツ今日、熱あるんだ。マジで気にしないで大丈夫だから!」