ひとりじゃないから




それから少したって、授業が始まった。




「じゃ、とりあえず、英語係を決める!」



クラスではいやだって言う男の子と




先生に近づきたい女の子に分かれた。






多分、先生はモテる方だと思う。




ほかの先生と比べものにならないくらい、かっこいいし。





「じゃ、おまえな」




そういう声が近くで聞こえて、顔をあげたら、先生があたしを見て笑ってた。