ひとりじゃないから






「せんせー?」




「ん、そこどーぞ。」






イスがもう出されてて、そこに素直に座ると先生はさっきの日程表を出した。





「お前いつがいい?」




「えっと、、、」



「こん中ならいつでもいいよ。」





なんで先生はなんでもあたしに選ばせるんだろう。





わかんないよ、あたし。





「てゆか、お前は毎日だから。」



「え?」




「この空いてる時間、いろんなことしよう。」




先生は誇らしげに笑った。





「なに?」





「お前のための遊び。」





「え?」




「まだ内緒ー。」





誇らしげな笑みが、いたずらっ子の笑みに変わった。