「全員乗ったか?」 「うん、乗ったよ!」 「よし、ならしっかり掴まれ!!」 クリクリは、そう言った後大きく羽を羽ばたかせて上昇した。 後ろからそっと、アッシュの手があたしの前に回ってきた。 何でだろうと振り向いたが、言葉を発する前にアッシュが答えた。 「危ないから、何も聞かずにおとなしくしてろ。」 どうやら、あたしが言いたかったことを分かってたらしい。 あたしは、大人しく黙って前を見ていた。 黒い大きい城をじっと。 フレディ様、きっとお助けします。 必ず……。