「こいつなら大丈夫だ。」 もう一度そう言った龍に視線を合わせる。 「こいつならお前等について行く。」 自信満々に言い切った龍に 「ありがとう。」 と微笑んで私は視線を下に向ける。 「じゃあ1時間後に始めるからね。それまで好きにしてて。」 これから私に休む時間なんてない。 私は隼人に少し頼み事して席を外した。 携帯の電話帳を開く。 その名前を見つけて通話ボタンを押した―…。