__________ _______ ____ 「………―んっ。」 体を起こして大きな欠伸を一つ。 脳に酸素が回り、目が覚めた。 「今―…何時―…。」 壁に掛かっている時計を見るともうすぐ夕方の四時だった。 多分、五時間は寝てる。 「……―兄貴は?」 …―周りを見ると、兄貴はどこにも居ない。 まぁ、相変わらず毛布は私の体を包んでいるのだが。 「…―兄貴どこいったんだろう。」 そう言って兄貴の姿を探していると、テーブルに置きっぱなしの兄貴のケータイが震えていたのに気付いた。