あぁ、まぁとにかく私は寝たいのだ。 「…―寝る。」 「おい!蘭。」 私はそれだけ言い、兄貴を無視して目を瞑った。 「…………――。」 そう言えばもう、黒桜会二代目を名乗って1ヶ月すぎたかな。 黒桜会二代目になった今。 困るのは寝るとき誰かが居ないとうなされる事―… …―それがいつも兄貴のとこ、理事長室で寝る理由でもあるんだ。