「やっぱこの時期は寒いな…。」 数分歩いて着いたのは海。 潮風が肌寒く俺は身を寄せた。 海は好きだ。 自分が凄く小さな存在だと思える。 海は大きい。 そんな気持ちにさせる夜明けの海はとても綺麗だった。 あの人の瞳のように澄み切った青。 俺はどうすればいい―…? 智さん―…