「ランは!?」 ランが倒れたままだ。 俺は隼人に怒鳴る。 「ランを連れていかないと!!」 怒鳴る俺に隼人は「これは計画だ。」といって離せと言う手を離してはくれなかった。 俺は小さくなるランの姿から目を離せない。 ただ自分の力の無さが嫌だった。 外にでると沢山の赤。 「警察―…?」 そういうと隼人あぁ、とだけいって一人の刑事のもとに行った。 …―もしかして俺等捕まんの? そんな考えを持ってももう遅かった。