「随分と仲がいいんだな」
ぼそっと聞こえた声に振り向くと、陽生が呆れたように私達を見ていた。
「妬けるな…」
「えっ?」
「彼氏の前で堂々と浮気とはいい度胸だな」
苦笑いを浮かべた陽生が椅子から立ち上がり、私と優の元にしゃがみこむ。
目が合うなり軽く頭をこつかれた。
「ったく…目を離すとすーぐこれだ」
「へっ?」
「つーか、浮気はほどほどにしとけよ」
そう言って、クスリ笑った陽生に私は目をパチクリさせる。
「はぁ?」
浮気って……
また、そんなくだらないことを…
顔を引きつらせると、もう一度笑った陽生が優に視線を移した。



