それ以来、なんとなく金髪で通してるあたしはやっぱり馬鹿なんだろうか。





そのせいかどうかは知らないし、ただ単に喧嘩が強かったからかもしれないけど、あたしはいつの間にか不良キャラになっていた。





「…って!!
聞いてんのか三浦!」



はいはい、とテキトーに相づちをうって、席を立つ。


そのまま教卓まで行って、一枚の紙を渡したところで、チャイムが鳴った。







『三浦さんには、私のお手伝いしてもらってました。
お手数おかけします。
新美』





(とまれとまれ)
(なにもかもがとまったら)