…始まったよ。 うるさいなぁ、とでも言うかのように、音をたてて椅子を引く。 「…それになんだその髪は。 いくら我が校が自由な校則だからといって、それはないだろう、それは。」 仕方ないじゃないか。 あたしの髪はこれまたド派手な金髪で、オマケにパーマもかかっている。 パーマは別として、金髪なのは実は何年も前からで、たしか小学校でる頃か中学入った頃。 理由は何とも馬鹿げている。