エガオサク

【その17輪】


ある青空の綺麗な日に

ヤスはタンポポの綿を
一斉に飛ばしました☆









そよ風に流れ、
フワフワと☆









その数多もの綿は
トモの周りを優しく
包み、

流れ星のように
真っ白な綿が
降り注ぎました☆








そして土の上に落ち、
その綿が
一つの文字になるのに
時間はかからなかった








綿の文字で
「すき」

と地面に書かれ、
ヤスは精一杯の気持ちを
トモに伝えたのです☆