結局、その借金は私のパートでのお金も含めて返したが、一切悪びれる様子はなかった。 そして…離婚しようと決めた決定的瞬間がこのあとすぐに起きた。 『明後日までに、金を用意しないとやばい。』 突然言われた私は、何のことだかよくわからなかった。 『何が?』 『同僚が金を持ち逃げして、それを肩代わりしなくちゃならないんだ。』 『何であんたが肩代わりしなきゃなんないのよ!!』 さすがに声を荒げて、怒鳴りつけてしまった。