『ここで、ちょっと待っててくれ!すぐ戻る。』 孝治は車からおりると、どこかへと行ってしまった。 『なあ!』 車に戻ってきた孝治は、息をきらしていて、 『どうしたの?』 『一緒に来てほしいところがあるから、沙知絵ちゃんと一緒に来て。』 私と沙知絵、そして孝治は、ある場所へと歩いて移動した。 『ここは?』 辺りを見渡すと、青空がひろがっていて、凄く景色のいい丘の上にある公園だった。