『俺のぶんも……あるの?』





『うん、あるよ。』





『なんか、嬉しいな!』





『せっかくだし、熊川さんもたくさん食べてね!』





『そういえば、そろそろ熊川さんってのやめない?』





『え?』




私は驚いて、フタを開けていた手をとめて、孝治を見た。







『なんか、俺、さんとか付けて呼ぶの苦手でさー。俺も、南さんってのやめるから。』






『ふ…ふぅん!で、何て呼べばいいの?』