その頃、森の中に居た狩人と弟子。


「先生?今の叫び声は……何?」

弟子がキョロキョロしながら、問い掛けます。


「…………」

狩人が何も言わないので、弟子は声のした方へと走って行こうとしました。


すると、


―――ガシッ―――


弟子の腕が狩人に捕まれています。


「先生?」

「吉沢、やめとけ。ろくなもんじゃねぇ」


不思議がる弟子を無理矢理引きずり、森を抜けていきました。



        -END-